介護職をすぐ辞める人の特徴は？すぐ辞めるリスクと円滑なやめ方を紹介！

介護職の離職理由はさまざまですが、一般的に人間関係や職場環境の問題、給料や仕事内容に対する不満が多く挙げられます。なぜ、介護の現場ではこうした理由で辞めていく人が多いのでしょうか。 

今回は、介護職をすぐに辞める人の特徴のほか、すぐ辞めることのリスクや円滑な辞め方についても触れていますので、離職を考えている方はぜひチェックしてみてください。 

介護職を「すぐ辞めたい」と思う理由 

介護職は離職率が高いというイメージをもっている方も多いでしょう。 

厚生労働省の調査によると、離職をした人の約4割が勤続1年以内の早期退職であることがわかりました。離職の理由は人それぞれですが、人間関係や職場環境の問題、給料や仕事内容に対する不満が多く挙げられます。 

少数意見には、夜勤による生活習慣の乱れ、妊娠や出産に伴うライフステージの変化という理由もあります。 

介護職をすぐに辞める人の特徴 

介護職で実際に働いてみると、「想像以上に大変だ」「自分には向いていないかも」と思い、辞めたくなってしまう方も少なくありません。 

特に、以下のような特徴のある人は、介護職をすぐに辞めてしまう可能性が高いでしょう。 

体力が続かない 

介護職では、体力がなかったり力仕事が苦手だったりする人がすぐに辞めてしまう傾向にあります。 

自分より体が大きい高齢者をサポートすることもあるため、業務によっては想像以上に体力が必要です。ポイントを押さえれば問題なく介護できますが、体の使い方に慣れないうちは大変に感じるでしょう。 

たとえ業務は問題なくこなすことができても、体力に限界を感じて仕事が続けられなくなる人も少なくありません。 

コミュニケーションが苦手 

コミュニケーションや人との関係性を築くのが苦手な人も、介護職をすぐに辞める人の特徴です。 

介護の現場では、利用者やその家族、職員同士などさまざまな人とコミュニケーションをとる機会がたくさんあります。積極的にコミュニケーションをとらなければ、利用者や職員との信頼関係をうまく構築できません。 

コミュニケーション不足によって人間関係が悪くなると仕事がやりにくくなり、離職につながりやすくなるでしょう。 

仕事を覚えられない 

介護職は、仕事を覚えるのが苦手な人には向いていないでしょう。 

介護の現場では、人材不足や社風などにより、新人のための十分な研修期間がとれないこともあります。入社直後から短期間で即戦力になることが求められ、知識や技術をどんどん習得しなければなりません。 

仕事を覚えられなければ新しい仕事に対応しきれず、業務や人間関係に支障をきたしてしまい、結果として職場の雰囲気が悪くなり、仕事を続けるのが難しくなるでしょう。 

将来へのビジョンがない 

明確なビジョンがないまま介護職に就いてしまうと、続けるのが難しいでしょう。 

資格の取得や管理職に就くといった将来へのビジョンがなければ、仕事で嫌なことがあったときに気持ちを切り替えることが難しく、やる気が低下してしまいます。 

仕事に対するモチベーションが下がると、離職につながりかねません。 

臨機応変な対応ができない 

介護現場にはさまざまな場面に備えたマニュアルがあり、そのマニュアルを理解したうえで業務にあたることが基本です。しかし、病気を患っている方や認知症の方などさまざまな人を相手にするため、マニュアル通りにいかないこともたくさんあります。 

臨機応変な対応ができない人やマニュアル通りでない対応に不安を感じる人には、負担となるでしょう。 

仕事の責任に耐えられない 

責任を求められるのが苦手な人も、介護職をすぐに辞める人の特徴と言えるでしょう。 

介護職は利用者の命や健康を預かる仕事なので、重い責任や負担は避けられません。施設によっては夜勤に少人数で勤務を行うため、背負わなければならない責任が増えることもあります。また、利用者の最期に立ち会う看取り介護も責任のある仕事です。 

重圧に耐えられず、ストレスを感じて離職する方も少なくありません。 

日本一バズってる介護士ガップリンさんのワンポイントアドバイス！ 

コモコン

ガップリンさんから見た、介護職をすぐ辞めちゃう人の特徴を教えてくださいっす！

介護しか知らない人は割とすぐ辞めてしまうか、辞めなくてもずっとイライラしながら続けたり施設を転々としたりする人が多いイメージです。

他の仕事に比べると環境や時間の融通が効いて、ノルマなどもないからストレスは少ないはずですが、介護しか知らない人はそこがすべてになります。
そういった同じ立場の人や、悪いイメージや愚痴などをネットなどで拾ってしまい、どんどんその気持ちが大きくなって辞めてしまうってパターンですね。

ガップリン

【インタビューまとめ】 

ネット等の情報から悪いイメージが膨らんでしまうことも多いようです。ただし、どうしても合わない仕事なので辞めたいと感じる方は、転職を考えてみてもよいのかもしれません。介護の仕事は続けたいけれど、施設を変えたいという方は、ぜひコモエスの求人サイトをご覧ください！ 

ガップリン 
日本一バズってる介護士！TikTokフォロワー6万人♪ 
主に介護を出来るだけ明るく楽しく発信してます✌️ 

求人サイト『コモエス』の公式アンバサダー。 

介護職をすぐに辞めたときのリスク 

介護職を辞めたいと思っても、いざ決断するには覚悟が必要です。離職にはリスクもあるため、しっかりと考えてから行動しましょう。 

スキルが身につかず転職で不利になりやすい 

介護職をすぐに辞めてしまうとスキルが身についていないので、転職で不利になりやすいでしょう。 

介護のスキルは、短期間で簡単に身につくものではありません。経験が浅い場合は、次の職場では未経験扱いとなる可能性があります。 

他の業種への転職であってもアピールできるスキルがなければ不利となるため、ある程度のスキルが身につくまで続けることが大切です。 

すぐに辞める癖がつく 

「仕事はすぐ見つかるから」と安易に考えていると抵抗がなくなって、辞め癖がついてしまいます。離職理由の分析ができないまま新しい仕事に就くと、同じことを繰り返してしまい、悪循環に陥ってしまうでしょう。また、若いときは転職しやすいですが、年齢を重ねていくとスキルや経験が重視されるため、転職先が見つかりにくくなります。 

辞めるときには、何が理由で辞めたいと思ったのかをきちんと考えることが大切です。 

失業保険をもらえない可能性がある 

仕事をすぐに辞めると、失業保険をもらう条件を満たせない可能性があるので気を付けましょう。 

自己都合による退職の場合は、離職日以前の2年間で雇用保険加入期間が通算12か月以上なければ失業保険がもらえません。 

職場を円滑に辞めるには？ 

辞めるときの行動が転職活動に影響する場合もあるため、社会人としてのマナーを守ることは大切です。 

以下で、職場を円滑に辞めるためのポイントをきちんと確認しておきましょう。 

職場に退職の旨を伝える 

退職を決意したら、まずは直属の上司に退職したい旨を伝えましょう。直属の上司よりも先に他の人へ伝えてしまうと、トラブルになることがあります。 

就業規則に取り決めがある場合は、それに従って進めることが大切です。 

退職届を用意する 

退職の旨を伝えたら、退職届を用意します。 

事業所によっては書式が用意されている場合もありますが、なければ白地の用紙と封筒を自分で用意します。ボールペンを使って退職理由や退職日、退職届を作成した日付、署名と押印を縦書きで書きましょう。 

退職理由は、「一身上の都合」にするのが一般的です。 

転職先を探す 

退職届を提出したあとは、有給を消化しながら転職活動を行います。 

働きながらの転職活動は大変ですが、有給を利用すれば時間をかけて転職先を探すことができるでしょう。転職活動にかける期間は人によってさまざまですが、長い場合は半年ほど時間をかける方もいます。 

コモエスの求人情報では、さまざまな介護施設の求人を紹介しています。実際の施設の様子を動画で確認することもできますので、転職をお考えの方はぜひ下記リンクより御覧ください。 

業務の引き継ぎをする 

働き始めてすぐに辞める場合でも、業務の引き継ぎは必要です。 

次の人が引き継ぎ後も滞りなく業務が行えるように、資料を整理したり業務マニュアルを作成したりしましょう。退職日の1か月前くらいから後任者に引き継ぎを始めるとスムーズです。 

介護職をすぐに辞めたくなっても勢いで辞めるのはおすすめできない 

介護職に就いても、人間関係や職場環境の問題、給料や仕事内容に対する不満などを感じて、すぐに辞めたくなってしまう人も少なくありません。しかし、早期退職にはリスクもあるため、勢いだけで決めずにしっかりと考えてから行動することが大切です。 

離職後の転職活動を有利に進めるためにも、社会人としてのマナーを守り、円滑に退職できるよう心がけましょう。 

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