生活相談員の仕事は大変なの？辞めたいと思う理由と対処法について解説 

生活相談員は「ソーシャルワーカー」と呼ばれることもあり、介護福祉施設の相談窓口としての役割をもっています。介護の現場では欠かすことのできない生活相談員ですが、仕事が大変と感じている人も少なくありません。 

ここでは、生活相談員の仕事が大変だと感じる理由と、辞めたいと思ったときの対処法を解説します。 

生活相談員の仕事と辞めたいと思う理由 

生活相談員は介護福祉施設において、利用者とその家族の相談業務や施設との調整・手続きなどマルチに活躍できる職種ですが、その大変さから辞めたいと思う生活相談員もいるようです。生活相談員の仕事が大変だと感じる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。 

生活相談員の仕事内容 

生活相談員は、主に特別養護老人ホーム、デイサービス、ショートステイといった介護福祉施設で活躍しています。以下で、生活相談員の仕事内容を確認しましょう。 

• 入所希望者への説明・見学の対応 
• 施設の入退所手続き 
• 利用者、家族への相談業務 
• ケアマネジャー、地域、他機関との連絡・調整業務 
• 介護職員やスタッフのサポート、施設における連絡・調整業務 
• 介護計画書などの書類作成 
• クレーム対応 

生活相談員は連携や調整のために動く場面が多く、利用者の入退所の手続きから相談・連絡業務、クレーム対応と幅広い業務を行なっています。施設によって求められる仕事内容も異なるため、臨機応変に対応できる柔軟性が必要です。 

生活相談員を辞めたいと思う理由 

生活相談員の仕事を辞めたいと思う理由は、どういったところにあるのでしょうか。 

人間関係のストレス 

生活相談員は、施設の窓口として利用者や家族、スタッフ、関係各所とコミュニケーションをとりながらさまざまな人をつなぐ仕事をしています。そのため、板挟みになることで人間関係のストレスを感じてしまう人も多いようです。 

さまざまな対応に追われることによる気疲れ 

施設と利用者の間をつなぐ窓口のみに留まらず、書類作成やクレーム対応などさまざまな業務に追われることもしばしばです。すべて対応するにも限界があり、業務の数が多い生活相談員は気疲れしてしまうことも少なくありません。 

業務担当の範囲が広い 

生活相談員の数は施設や事業所の規模により異なりますが、1人で入所や退所手続き、相談や関係各所との調整をしなければならない勤務先もあります。入所者が100人を超える事業所もあり、業務担当以外に雑用などを行うこともあり、大変さを感じる要因となるでしょう。 

給料が見合っていない 

生活相談員の給料は介護職員よりも高い傾向にありますが、仕事量の多さから、給料が見合っていないと感じる人もいるようです。場合によっては介護職員のほうが夜勤手当なども加算され、高い給料をもらっているケースもあります。同じキャリアアップ職でもあるケアマネジャーに比べて給与水準が低めであることも、労働に対してきついと感じる理由の一つと言えるでしょう。 

相談できる人がいない 

生活相談員は多くの人とかかわるため、仕事中は気を使って仕事を進めていく必要があります。事業所によっては生活相談員の配置人数が1人の場合もあり、職場内で大変さを共有できる仲間や悩みを相談できる人を作りづらいこともあるでしょう。 

生活相談員を続けるメリット 

もちろん、生活相談員の仕事は大変なことばかりでなく、魅力やメリットもあります。ここでは、生活相談員を続けるメリットについて解説していきます。 

夜勤がない 

生活相談員は、日中勤務でほとんど夜勤が発生しません。夜勤のある介護職の場合、生活のリズムが逆転した生活になることもあるため、身体的負担が少なく育児との両立も可能な点がメリットです。 

利用者の役に立っていることを感じやすい 

生活相談員は施設の顔です。さまざまな人との橋渡し役でもあるため、利用者から感謝されることも多く、直接的に役に立っていることを実感しやすいでしょう。 

キャリアアップにつながりやすい 

介護業界でキャリアアップしたいと考えている人は、生活相談員を続けることで将来像が描きやすくなるでしょう。実務経験が5年以上で、ケアマネジャーの受験資格が認められます。ケアマネジャーの仕事は、活躍の場も広い職種であり、実際に生活相談員からキャリアアップをする人も多くいます 

日本一バズってる介護士ガップリンさんのワンポイントアドバイス！ 

コモコン

ガップリンさんが思う生活相談員のメリットとデメリットはなんですか？

生活相談員は、 現場とケアマネ的な仕事の両方 を担当することも少なくありません。
利用者さん・数字・現場で板挟みになる事も多く、 ストレスはよくかかるポジション な気がします。

ただ、施設の中での地位や給料は高めです。
外に出てあれしてこれしてってのが苦手だという方は、下手にケアマネの資格を取るより、 生活相談員のポジションを見つけるほうが時間的にも効率的 かもしれません。

ガップリン

【インタビューまとめ】 

生活相談員の仕事はストレスがかかりやすいようですね。ただし、人によっては効率的に稼げるポジションでもあるようです。もし、今の施設での生活相談員の仕事がつらいと思う場合は、他の施設に転職することで、環境がよくなるかもしれませんよ。 

ガップリン 

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求人サイト『コモエス』の公式アンバサダー。 

生活相談員を辞めたいときの対処法 

生活相談員を続けるのが難しいと感じたときの対処法について解説します。 

衝動的になることは避ける 

生活相談員を辞めたいと感じても、すぐに辞めるということはしないほうがよいでしょう。感情的なのは、その瞬間だけのことかもしれません。まずは、落ち着いて気持ちを整理する時間をつくることが大切です。 

ストレスや不満は発散する 

ストレスや不満を抱えたまま仕事を続けると、心身に支障をきたしてしまうことがあります。ストレスや不満は抱えこまず、適度に発散させましょう。業務に支障をきたさないためにも、誰かに相談したり趣味や運動に取り組んだりするなど、日頃から発散する工夫をしてみましょう。 

上司に相談して仕事内容や働き方を改善する 

悩みは1人で解決しようとせずに、上司や管理者に相談することで解決策が見つかるかもしれません。また、上司が問題の実態を把握していないケースもあります。話すことで気持ちが楽になったりよいアドバイスがもらえたりすることもあるため、行動に移してみましょう。 

どうしても辞めたいときは？転職を考える際のポイント 

どうしても生活相談員を続けることが難しいと感じて転職を決意した場合、転職を成功させるポイントはどういったところにあるのでしょうか。 

転職活動は在職中に 

転職活動は、できるだけ在職中に行動するのがおすすめです。経済的な不安などから、焦って転職先を決めてしまうことを防止し、納得のいくまで転職活動ができます。また、離職後なかなか転職先が見つからなかった場合、ブランク期間が長いと転職活動に不利になってしまうこともあるでしょう。不安を取り除くためにも、前もって行動することが大切です。 

現在の問題を解決できる職場を選ぶ 

転職を失敗しないためにも、自分が求める職場選びの基準を考え、何が問題になっているかを事前に知ることが大切です。現在の問題を解決できる情報を調べ、職場環境や待遇など比較・検討して転職するようにしましょう。 

コモエスの求人情報では、実際の現場の動画も紹介しているので、条件面はもちろん、実際の施設の様子を併せて知ることができますよ。興味のある方はぜひとも下記リンクより御覧ください。 

キャリアビジョンを明確にしておく 

他職種への転職を考える場合でも、将来のキャリアビジョンを明確にしましょう。何がしたくて転職するのかという点を明確にし、新たなチャレンジをするための転職だと伝われば、採用担当者に好印象を与えられます。 

どうしても生活相談員を辞めたいのであれば転職もアリ 

生活相談員の仕事は、覚えることも多く大変と感じることもありますが、介護施設の窓口としてさまざまな利用者を支えるやりがいのある仕事です。また、生活相談員の経験や知識は、介護業界でのキャリアアップにもつながります。しかし、どうしても生活相談員を辞めたいのであれば、気持ちを整理し、前向きに転職活動をしていきましょう。 

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