生活相談員の業務に疲れを感じる場面は？疲れたときの対処法とやる気の復活方法について

生活相談員の業務に疲れを感じる場面は？疲れたときの対処法とやる気の復活方法について

介護施設内にて施設の利用者たちを支える生活相談員ですが、やりがいを感じる一方で、多くの業務を抱えています。特に、たくさんの関係者と良好な関係を築き上げなければならず、「疲れた」や「辞めたい」などと思う生活相談員も少なくありません。 

本記事では、生活相談員として疲れたと感じてしまう理由や対処法、キャリアを活かせる転職先についてまとめました。 

今後の働き方を考える参考になりますので、ぜひ最後までご一読ください。 

生活相談員として働くメリット 

生活相談員は、利用者やその家族の相談相手となり、地域や関連機関などとも連携をとることで、施設の窓口として幅広い業務を担うのがメインの業務です。 

大変なことも多い生活相談員ですが、生活相談員ならではの魅力やメリットももちろんあります。 

ここでは、生活相談員として働くメリットを見ていきましょう。 

夜勤がない 

生活相談員は、利用者やその家族の相談窓口になるのが基本的な業務となるため、日中の朝8〜18時の時間内に対応をします。 

生活時間が乱れることもなく、家族や友人と予定を合わせやすいのがメリットです。 

体への負担が少ない 

生活相談員は、体力的な負担が少ないのも特徴の一つです。 

デスクワークが中心となり、基本的に直接介護を行いません。 

体力に自信がない方でも長く働きやすい職種と言えるでしょう。 

やりがいを感じる 

「もっとこうしてほしい」など、利用者やその家族から相談を受けるのが生活相談員の役割です。 

さまざまなサービスを提案し、改善することによって利用者からもらう「ありがとう」の声には大きなやりがいを感じられます。 

生活相談員が疲れたと思うこと 

やりがいを多く感じられる生活相談員ですが、具体的にどのような点に疲れたと感じるのでしょうか。 

ここでは、特に疲れたと感じてしまう項目を4つご紹介します。 

職場の人間関係 

生活相談員は、利用者とその家族からの相談だけでなく、施設で働く職員たちの間に立ち、双方の意見を聞きながら日々の業務をこなしていかなければなりません。 

場合によっては利用者と施設側の板挟みとなってしまい、ストレスが溜まりやすいと感じてしまいます。 

クレーム対応 

苦情やクレームの対応も生活相談員の業務です。 

なかには、利用者とその家族から理不尽なことを言われる場合もあるでしょう。 

クレーム処理に追われ、イレギュラーな事案に対応するため、疲れたと感じることが多いかもしれません。 

業務の範囲が広い 

生活相談員は各施設に1人ずつ配属される場合が多く、業務内容も法令上は具体的な規定が定められていません。 

利用者の相談対応から送迎や雑用まで1人でこなすほか、介護職と兼任する方の場合、より業務の範囲が曖昧となってしまい、疲労を感じやすいと言えます。 

仕事量の割に給与が低い 

下記は、介護従事者の平均給与を比較したものです。 

参考：厚生労働省 令和３年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要 

このように、生活相談員の給料は介護職員とあまり変わりません。 

介護職からキャリアアップしたにもかかわらず、仕事量と給与が見合っていないと感じる方もいるようです。 

日本一バズってる介護士ガップリンさんのワンポイントアドバイス！ 

コモコン

ガップリンさんが思う生活相談員のメリットとデメリットはなにっすか？

生活相談員は、現場とケアマネ的な仕事の 両方を担当 することも少なくありません。 利用者さん・数字・現場で板挟みになる事も多く、 ストレスはよくかかるポジション な気がします。 ただ、施設の中での地位や給料は高めです。外に出てあれしてこれしてってのが苦手だという方は、下手にケアマネの資格を取るより、生活相談員のポジションを見つけるほうが 時間的にも効率的 かもしれません。

ガップリン

【インタビューまとめ】 

生活相談員の仕事はストレスがかかりやすいようですね。ただし、人によっては効率的に稼げるポジションでもあるようです。もし、今の施設での生活相談員の仕事がつらいと思う場合は、他の施設に転職することで、環境がよくなるかもしれませんよ。 

 ガップリン 
日本一バズってる介護士！TikTokフォロワー6万人♪ 
主に介護を出来るだけ明るく楽しく発信してます✌️ 
求人サイト『コモエス』の公式アンバサダー。 

生活相談員の仕事に疲れたと感じたときの対処法 

仕事に対してのやりがいが大きい反面、大変なことも多く、1人で抱え込んでしまうと疲労やストレスが蓄積してしまいます。 

無理をすると、最悪の場合、体調を崩して働けなくなることもあるでしょう。 

仕事を続けるのが難しいと思った際の、具体的な対処法をご紹介します。 

自分なりのマニュアルをつくる 

業務内容を記載した自分だけのマニュアルを作成しましょう。 

仕事が多く大変なとき、目の前のことに気を取られていると、優先すべき業務が後回しになってしまいます。 

• 業務内容（基本的な仕事や繰り返し行う仕事） 
• 仕事の手順 
• 時間配分 
• 注意点 

自分なりにまとめて整理することによってミスも減り、的確かつスムーズに業務をこなすことができます。 

職場の上司に相談してみる 

すべての業務を生活相談員がこなさなければならないという決まりはありません。 

あまりにも仕事量が多く、手一杯でつらいと感じる場合は、上司や周囲へ調整してもらえるよう相談してみましょう。 

改善策やアドバイスをもらうことで仕事の負担が減り、業務の効率化につながるかもしれません。 

職場を変えてみる 

相談しても思うように改善されない場合は、職場を変えてみるのも一つの対処法です。 

今の職場だけにとらわれず、自身の性格や環境に合った職場を探してみましょう。 

別の職場に移るときの注意点 

職場を変える決意をしたら、次の職場では何を最優先したいのかを明確にしましょう。 

以下では、職場を移る際に失敗をしないためのポイントと注意点をまとめました。 

業務内容を確認する 

業務内容が幅広いため、どれだけの仕事を任されるのか確認します。 

なかには、介護業務と兼任しなければならない場合もあるでしょう。 

生活相談員のみの業務と、介護業務と兼任する場合では負担が大きく変わってくるため、重要事項です。 

希望に優先順位をつける 

新たな職場で再びつらい思いをしないように、自分が求めている条件を再確認して優先順位をつけます。 

• 勤務時間 
• 業務内容 
• 給与 
• 人間関係 
• 勤務地 
• 福利厚生 

過去の経験から優先すべき希望条件が見えてくると、相性のよい職場が見つけやすくなるはずです。 

待遇を確認する 

施設によっては、生活相談員を好待遇で募集しているほど、人手不足に悩んでいるところもあります。 

つまり、それだけ待遇の交渉がしやすい職種なので、業務内容や労働条件をしっかり先方に確認したのち、交渉しましょう。 

生活相談員からの転職も視野に入れよう 

生活相談員としての仕事がどうしてもつらい場合は、転職を検討してみてもよいかもしれません。生活相談員のキャリアを活かせる職業はたくさんあります。 

資格を活かして、キャリアチェンジを視野に入れるのもおすすめです。 

コモエスの求人情報では、実際の現場の動画も紹介しているので、条件面はもちろん、実際の施設の様子を併せて知ることができますよ。興味のある方はぜひとも下記リンクより御覧ください。 

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社会福祉士 

病気や事故などにより、身体的や精神的に支援を必要とする人たちを支える仕事です。 

社会福祉士は、福祉サービスを利用する方々の相談担当者としても活躍をしています。 

関係機関と連絡をとり、調整を進めていくという業務内容は、生活相談員として得た経験が活かされるでしょう。 

ケアマネジャー 

介護を必要とする人が不自由なく日常生活を送れるように、介護サービスのケアプランを作成・支援を行うのがメインの仕事です。 

介護を必要とする方へヒアリングを行い、家族や関係機関へ調整を行います。 

ケアマネジャーは、生活相談員と連携をとることもあります。 

生活相談員とは身近な職業にあたるため、仕事内容のイメージがしやすく、業務も比較的スムーズに行えるでしょう。なお、ケアマネジャーになるには、5年以上の介護実務経験や受験、実務実習をこなす必要があります。 

現場の介護職 

体力的な負担は大きいものの、介護業務の専門性を高められます。 

報酬面や待遇に関しては、将来的に生活相談員を上回る可能性もあるため、体力に自信がある方に向いています。 

生活相談員に疲れたら環境やキャリアを変えてみよう 

やりがいが多く感じられる生活相談員ですが、どうしても業務内容や仕事量が給料の割に合わないこともあり、疲れたと感じやすい職種の一つです。 

つらくなったときは無理をせず、転職やキャリアチェンジをするのも視野にいれてみましょう。 

コモエスの求人情報では、実際の現場の動画も紹介しています。介護業界内で転職をお考えの場合は、施設の様子を詳しく知ることができるので、ミスマッチの可能性を少なくすることができますよ。興味のある方はぜひとも下記リンクより御覧ください。