入浴介助はなぜ疲れるの?その理由やきついときの対処方法を紹介

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入浴介助はなぜ疲れるの?その理由やきついときの対処方法を紹介

これから介護職へ転職を考えている方の中には、「入浴介助は重労働で疲れる」印象がある方もいらっしゃるのではないでしょうか? すでに介護職で働いている方にとっても、入浴介助の改善方法はないのか気になるところだと思います。 
そこでこの記事では、入浴介助の業務について、疲れる理由やきつさの改善方法を詳しく解説します。 

入浴介助ってどんな業務? 

入浴介助は、自力での入浴が困難な利用者に対して、介助を行う業務です。 

入浴介助は体を清潔にするだけでなく、精神的、肉体的な緊張を緩和させる目的もあります。 

ぬるめのお湯に入ると副交感神経が優位になり、セロトニンという幸せホルモンが分泌され、心身ともにリラックス状態になる効果があります。 

入浴介助は、利用者の体の清潔に加えて、皮膚の健康状態を良好に保つためにも大切な業務です。 

入浴介助には細心の注意が必要 

入浴介助は、介護の専門性が求められる重要な業務です。 

浴室には、湿気や石けんの泡など、ケガや体調不良につながる要因が多く存在するため、細心の注意を払う必要があります。 

転倒 

高齢者は、1度の転倒でも骨折してしまう恐れがあるため、要注意です。 

たとえ自立度の高い利用者でも、床が濡れている浴室では転倒する可能性も高いでしょう。普段から「滑るから気を付けてくださいね」と声をかけて、注意喚起することが大切です。 

また、転倒防止マットの上を歩いてもらう、浴室内にある手すりを利用するなど、浴室にある安全に配慮した設備を利用することで転倒を防ぎます。 

溺没 

浴槽では、一瞬目を離したタイミングで、利用者が湯船でおぼれてしまうこともあります。 

そのため、入浴中は体勢が崩れないよう、常に見守ることが必要です。 

特に認知症が進んだ方などは、声を発せられない場合もありめ、危機を伝えられないケースも少なくありません。 

入浴介助はケガだけでは済まず、命にかかわることもあるため、浴槽内に利用者がいる場合は、目を離さないようにしましょう。 

ヒートショック 

ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大幅に上昇し、体にダメージをおよぼす現象です。 

特に、冬の寒い時期に暖かい部屋から寒い浴室に移動する際に起きやすく、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞などの病気を引き起こします。 

そのため、浴室暖房や脱衣所に小型の暖房機器を設置してあらかじめ温めるなど、室温を高めておくことが必要です。 

入浴介助の流れ 

入浴介助は、以下の流れで行います。 

  1. 移動介助 
  1. 洗体介助 
  1. 入浴 
  1. 着替えなどのサポート 

移動介助 

浴室は滑りやすいため、転倒しないように介助しながら移動します。 

支えながら移動したら、必要に応じて利用者の着替えを手伝ったりシャワーの温度が適温かどうか確認したりしましょう。 

シャワーの温度が適温になったら、体を流していきます。 

洗体介助 

シャワーを浴びて体が温まってきたら、頭から体の順に洗っていきます。 

頭皮や皮膚に異常がないか確認し、問題がなければ汗や体の汚れを落としていきます。 

入浴中は皮膚がふやけるため、皮膚が弱い高齢者は特に強くこすりすぎないように注意しましょう。 

頭皮や皮膚の異常を放っておくと、ケガや病気を悪化させることにつながってしまいます。 

入浴 

洗体後、浴槽に浸ってリラックスしながら体を温めます。 

浴槽に浸かる時間は、長くなりすぎないように注意してください。たとえリラックスしていたとしてものぼせるのを防ぐため、5分程度を目安に入浴します。 

また、浴槽に入る際は転倒しやすいため、手すりを利用したり体を支えたりしながら、ゆっくり浴槽に入れるようサポートしましょう。浴槽から出る際も同様です。 

着替えなどのサポート 

入浴が終わったら素早く体を拭き、湯冷めしないよう着替えをサポートします。 

もしも皮膚科で処方された薬がある場合は、このタイミングで塗布しましょう。 

入浴後は、血圧の変化に伴い体調が変化しやすいため、水分補給も忘れずに行います。 

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日本一バズってる介護士ガップリンさんのワンポイントアドバイス! 

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入浴介助がきついと感じる場合はどうしたらいいっすか?
入浴介助がない施設もありますので、 思い切って転職してしまう のも1つの方法です。
介護業界は基本的に売り手市場なので、施設を変えることによって 労働条件がよくなる 場合もありますよ。
ガップリン
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【インタビューまとめ】 

入浴介助がしんどい、きついと感じる場合は、入浴介助がない施設に転職してみるのがおすすめのようです。入浴介助がない施設に転職をしたいと思った場合は、コモエスの求人サイトで介護施設の求人サイトを探してみてはいかがでしょうか? 

ガップリン 

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入浴介助が疲れる理由 

入浴介助で疲れる理由は、大きく2つにわかれます。 

体力を使う作業であるため 

着替えや移動のサポート、体を洗うなど、体力を使う作業が多いことから、疲れると言われています。 

たとえば、入浴用車椅子に移乗する際、利用者の体重がほぼすべて乗った状態で体を支えながら、自身の体勢もキープしなければなりません。 

足腰に大きな負担がかかるため、他の業務に比べて断然ハードに感じるでしょう。 

また、施設によっては1日に複数人の入浴介助を行うため、連続で行うと体力的に疲れてしまいます。 

精神的なプレッシャーのかかる作業であるため 

先述した通り、一瞬の油断や小さなミスが転倒や溺没などの事故につながるため、入浴介助は気が抜けません。 

また、常に集中力や気遣いが求められるため、体力面のみならず精神的にもプレッシャーを感じます。 

特に、入浴介助は滑りやすい床の上で利用者の体を直接支えて実施することから、安全面への配慮が重要です。 

入浴介助の体力的なきつさを改善するための対処法 

入浴介助の体力的なきつさを改善するための対処法を、3つ紹介します。 

こまめな水分補給 

浴室は高温多湿で、脱水症状になりやすい環境です。加えて体力を使う業務のため、脱水症状のリスクはさらに高まります。 

まずは、こまめな水分補給を心がけましょう。 

入浴介助は、多くのリスクから利用者を守り、安全に入浴させることが最優先であるため、業務に集中しすぎて脱水症状になりかけていることに気付かないこともあります。 

「のどが渇いた」と感じる前に、こまめに水分を補給するようにしましょう。 

腰痛がひどい方はコルセットなどを活用 

足腰に大きな負担がかかる入浴介助では、腰痛やぎっくり腰のリスクも高いのが特徴です。 

慢性的な腰痛や腰への負担を減らしたい方は、コルセットやサポーターを活用しましょう。 

なかには、介護用のコルセットをはじめとする便利グッズもあるため、うまく活用すれば身体的な負担とともにストレスや疲れも軽減できます。 

体力的なきつさの改善は自分のためでもありますが、利用者の安全な入浴のためにも必要なケアと言えるでしょう。 

ボディメカニクスを理解する 

ボディメカニクスとは、体のうまい使い方を意味する言葉です。 

姿勢を安定させて力を分散することで、入浴介助の負担を軽減します。 

  • 体を支える際は、利用者と自身の体を密着させることで、お互いの重心を安定させる 
  • 脚は前後左右に大きく広げると体が安定しやすい 
  • 重心を低く保つ 
  • 水平移動を行う 
  • 体全体を利用して大きい筋肉群を使用する 
  • てこの原理を使う 

ボディメカニズムの知識があれば、介護の負担が大きく変化するかもしれません。 

入浴介助の精神的なきつさを改善するための対処法 

精神的なきつさを改善するための対処法を3つ紹介します。 

浴室や脱衣所での仕込み 

浴室や脱衣所で入浴介助の準備を行うと、精神的なきつさを改善できます。 

暖房機器の設定やシャワー・浴槽の温度調整のほか、タオル、排泄介助道具、着替え、塗り薬などの備品を準備しておきましょう。 

仕事がスムーズにでき、危険も減らせるため、精神的な疲労やプレッシャーが弱まります。 

自分に合ったリラックス方法を見つける 

休みの日や勤務終了後は寝るだけでなく、趣味に打ち込んだりスポーツや散歩で体を動かしたり、旅行に行くなど、気分転換を行うことで精神的苦痛を減らします。 

しかし人によっては、オフの日に体を動かしたくないという方もいらっしゃいます。体が疲れているようなら、読書や映画鑑賞など、無理のない範囲で自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。 

入浴介助の負担軽減するため他の施設へ転職する 

入浴介助の負担を軽減するには、他の施設に転職するのも一つの方法です。 

施設のタイプによっては、入浴介助の負担が少ない場合もあります。 

入浴介助が苦手という方には、下の3つの施設がおすすめです。 

  • デイサービス 
  • 自立度が高い有料老人ホーム 
  • 入浴介助専門スタッフが在籍している施設 

入浴介助の負担が少ない介護施設をお探しの場合は、コモエスの求人情報が便利です。実際の現場の動画も紹介しているので、どんな施設なのかをより詳しく知ることができますよ。興味のある方はぜひとも下記リンクより御覧ください。 

デイサービス 

デイサービス(通所介護)とは、利用者が日帰りで施設に通い、排泄や食事など日常生活をおくるうえで必要な機能訓練やお世話を受けるサービスです。 

短時間型でリハビリ中心のデイサービスでは、入浴介助を実施していない施設もあります。 

自立度が高い有料老人ホーム 

自立度が高い有料老人ホームには、ある程度自立できる方が居住しています。 

入浴介助を必要としない方も多いため、入浴介助をする頻度が少なく、負担が軽いケースも多いでしょう。 

入浴介助専門スタッフが在籍している施設 

介護施設の中には、入浴介助を専門としているスタッフが在籍している施設も存在します。 

浴室までの誘導や備品の準備など、専門スタッフの補助作業だけで済むため、入浴介助にかかる負担を大きく軽減させることが可能です。 

入浴介助の負担は改善が可能です 

入浴介助は、体力的にも精神的にもきつい業務と言われています。 

入浴介助がある施設では、業務を完全に回避することは難しいですが、きつさを改善する方法はいくつかあります。 

どの職種にも「疲れる」「きつい」と感じる業務はあるものです。 

すでに介護の現場で働いている方の中で、入浴介助は大変で疲れると感じているなら、今回の内容でご紹介した改善方法を試してみてください。 

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