介護職がやってられない！辞めてよかったと言われる理由って？悩みの解決策も紹介！

介護職は、激務に見合わない給与の低さなどから「やってられない！」と言われることも多い職種です。

とはいえ、すぐに辞めてしまうのはリスクが大きく、おすすめできません。

本記事では、介護職を辞めたい理由を踏まえて、具体的な解決策や転職の準備方法を詳しく解説していきます。

介護職の仕事で悩んでいる方や辞めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

やってられない！と言われる介護職　その理由は？

介護職を辞めたいと感じる理由を、4つの観点から紹介します。

給料が安い

介護職をやってられないと感じる大きな原因の一つに、重労働に見合わない給与の低さが挙げられます。

マイナビの「2022年版　業種別 モデル年収平均ランキング」によると、医療・福祉・介護サービス分野の平均年収は448万円で、全111業種の中で101位でした。

介護職の仕事は責任の重さや身体的負担の大きさを伴うことから、決して楽な職種ではありません。

また、給与は勤続年数で決まりやすいため、割に合わないと感じて辞めてしまう人も多いようです。

いつも忙しい

介護職は慢性的な人手不足のため、1人当たりの仕事量が多くなる傾向にあります。

厚生労働省の「介護人材確保に向けた取り組み（2019年調査）」によると、介護職では2025年までに約32万人、2040年までに約69万人の職員追加が求められており、人手不足の深刻さが伝わります。

また、介護職は対人業務のため、マニュアル通りに進めたり効率化を図ったりするのが難しいでしょう。

場合によっては月の半分が夜勤になってしまうこともあることから、ハードな労働環境が問題視されています。

体力的にきつい

介護職では長時間の肉体労働を求められるため、体力的にきつくなって離れてしまうことも多いでしょう。

肉体労働とは、たとえば家事のほとんどを代行したり体格の大きい利用者の移動を介助したりなどが該当します。負担の大きい業務が日常的に発生することにより、無理な体勢での作業が続き、腰痛に悩まされている方もいらっしゃいます。

さらに、昼夜を問わない仕事によって生活のリズムが乱れ、体調を崩してしまうケースも珍しくありません。

人間関係が悪い

介護職は一人ひとりと接する時間が長く、人間関係の問題に巻き込まれやすいです。

利用者の不安や焦りなどがハラスメントにつながったり理不尽な要求がエスカレートしたりと、いつトラブルが起きてもおかしくありません。

職員同士でも、ミスやストレスから人間関係が悪化すると、いじめや派閥争いなどに派生する恐れがあるでしょう。

この悩みを一体どうすれば？理由ごとの解決策を紹介！

次に、悩みの理由ごとの解決策を解説していきます。

給料が安い：「スキルアップを狙う」

給与が安い場合は、資格などを活用してスキルアップを狙いましょう。

たとえば、介護福祉士やケアマネジャーなどの介護系資格を取得すれば、基本給があがったり資格手当がもらえたりする可能性もあります。

また、現職がパートやアルバイトなど非正規雇用の場合は、社員登用を目指すのもおすすめです。

他にも、夜間勤務を増やせば深夜手当25％以上の割増賃金の支払いを受けることができます。

いつも忙しい、体力的にきつい：「なるべく負担の少ない施設を探す」

忙しくて体力的にきつい場合は、負担の少ない施設を探すのも一つの手段です。

転職サービスやエージェントに相談すれば、「介護度が低い」「肉体労働が少ない」「夜勤が少ない」など条件に合う施設を見つけられるでしょう。

その他、思考を変えて体力を求められない他業種への転職も視野に入れてみませんか。

たとえば、肉体労働が少ない事務職や対人スキルを活かせる営業職などであれば、今よりも負担を減らせるかもしれません。

より自分に合った環境で働ける介護施設をお探しの方は、コモエスの求人サイトがおすすめです。コモエスの求人情報には、実際の現場の動画も紹介しているので、負担が少なく働きやすい施設を簡単に探すことができます。興味のある方はぜひとも下記リンクより御覧ください。

人間関係が悪い：「上司に相談」

人間関係に問題がある場合は、まず上司に相談してみましょう。

利用者や同僚とのトラブルは、当事者だけでは客観的に判断しにくいものです。

また、介護職として勤めている以上、すでにあるかかわりを完全に断つことも現実的ではありません。

少しでも違和感があれば、直属の上司や施設長などに悩みを打ち明けてみましょう。

日本一バズってる介護士ガップリンさんのワンポイントアドバイス！

コモコン

介護職をやってられないと思った時にはどうすればいいっすか？

 思い切って転職 をしてみてはどうでしょうか？

同じ介護職でも、施設を変えることで環境をよくすることができます。

介護職は基本的に人手不足なので、働く側が職場を選びやすい職種です。自分が納得できる職場を探してみて、それでも合わないと感じたら、他業種に転職してみてもいいのではと思います。

しかし、介護業界は 勤務時間がきっちり決まっていて、工夫次第では自分のペースで仕事をすることができる ので、介護業界に戻ってくる方も多くいらっしゃいますよ。

ガップリン

コモコン

人間関係に悩んでいる場合はどうすればいいっすか？

介護職は施設によって、コミュニケーションが重要な場合とそうでない場合があります。

特養などの施設によっては、必要最低限のコミュニケーションで働くことができるので、そのような施設に転職をすれば、 人間関係に悩むことも少なくなる かもしれませんね。

ガップリン

【インタビューまとめ】

介護業界は転職がしやすいので、思い切って転職をして自分に合った施設を見つけることができるようです。今の施設での介護業務をやってられないと感じている方は、別の介護施設への転職を考えてみるのもよいのではないでしょうか？

ガップリン

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介護職のメリット3選！

次に、介護職として勤めるメリットを3つ紹介します。

昇給の可能性

昇給の可能性が見込めるのは、介護職として長く勤めることで得られるメリットです。

介護系資格の取得など、専門性をアピールできれば正社員登用や基本給アップにつながるでしょう。

また2019年からは、「介護職員特定処遇改善加算」の運用が開始されました。

人手不足対策の一環として平均給与額自体をベースアップさせる取り組みがあり、技能をもっている場合、介護報酬が受け取れるなど、長く働いていれば大きな恩恵を受けられるでしょう。

安定した長期的な雇用

雇用が安定しており長く働きやすいのも、介護職の大きなメリットです。

厚生労働省の「一般職業紹介状況（令和2年10月分）」によると、介護職の有効求人倍率は3.85％で、全職業平均の0.97％と比べて約4倍になっています。

少子高齢化に伴って介護利用者は増え続けているため、今後も安定した雇用が見込めるでしょう。

また、介護職には年齢制限がなく、高齢になっても働きやすい魅力もあります。

知識が身につく

実践的な知識が学べることは、介護職ならではのメリットです。

特に高齢の家族と同居している場合は、自ら介護したり介護施設を探したりすることに役立てられます。

また、介護職の仕事で培った対人コミュニケーション力や家事スキル、チームマネジメントの経験なども、今後のキャリアや生活に応用できるでしょう。

チェックしてほしい！転職を検討すべき職場の特徴

次に、転職を検討すべき職場の特徴を4つ紹介します。

違法に医療行為をさせられる

職場で医療行為をさせられている場合は、注意が必要です。

特定の医療行為（摘便、インスリン注射、血糖測定、床ずれの処置、点滴の管理など）は介護職員による対応が禁止されているため、看護師などに代行してもらう必要があります。

なお、医療行為とみなされていないもの（体温測定、血圧測定、軽い傷や火傷の処置、医薬品使用の介助など）に関しては介護職員でも担当できます。

他にも担当領域が細かく決まっているため、不安な場合は確認しておきましょう。

残業代が支払われない

残業代の未払いは法律違反にあたるため、転職を検討すべき要因の一つです。

万が一未払いがあった場合は、残業した時間や未払い状況などをメモに記録しておき、労働基準監督署に相談するか、転職を考えましょう。

ハラスメントが横行

パワハラやいじめなどのハラスメント行為を受けている場合は、決して我慢しないようにしましょう。

利用者からのハラスメントやスタッフ間でのいじめがある場合、まずは上司や施設長などに相談することが解決の一歩につながります。

もし十分に対応してもらえなかったり改善が見られなかったりする場合は、転職の検討が必要です。

仕事に支障をきたすほど体の調子が悪い

仕事により体調が悪化しているときは、転職を考えるタイミングかもしれません。

介護職は、上記のハラスメント以外にも、生活リズムの乱れや無理な姿勢によるケガ、ストレスによる精神疲労など、健康リスクが高い職種です。

小さくても異常があれば病院に行く、長期休暇を申請するなど決して無理をしてはいけません。

また、業務内容そのものが体質に合わなかったりケガや体調不良を繰り返したりする場合は、違う業種への転職を検討しましょう。

将来の自分のためにやっておくべきことって？

次に、転職のために役立つことを2つ紹介します。

すぐに辞めてしまうのではなく、計画的に準備をしておくことが成功につながります。

資格取得

介護職と他業種、いずれの転職活動にも資格取得は有効と言えるでしょう。

介護職の場合は、以下のような専門資格が代表的です。

• 介護福祉士：介護分野の国家資格で、専門知識が求められるため昇給や転職の際に有利です。
• 認定介護福祉士：介護福祉士の上位資格で、専門知識だけでなくチームマネジメントからサービス管理まで総合的に学べます。
• ケアマネジャー：相談内容毎に介護方法をアドバイスができる資格です。キャリアアップ先として人気があり、介護職員より給与も高くなります。

他業種の場合は、パソコンスキルや外国語など、汎用性が高く、さまざまな業種で活用できる資格がおすすめです。

志望する業種によって必要な資格は異なってくるので、事前に調べておきましょう。

経験と実績をつくる

資格の他にも、アピールできる経験や実績があれば転職活動を有利に進められます。

中途採用では即戦力を求められることが多いため、志望職種につながる実績をつくっておきましょう。

介護職の場合は現職の経験をそのまま活かしやすく、他業種の場合は「対人コミュニケーション」「チームマネジメント」「新人職員の育成」などが応用できます。

介護職はスキルアップしやすい仕事！工夫次第で負担も減らせます。

介護職では、給与の低さや負担の大きさなどから「やってられない」と言われることもありますが、スキルアップや転職により解決できる場合があります。

また、少子高齢化により需要増の見込みがあり、平均給与額をベースアップさせる動きもあるため、長く続ければメリットの大きい職種です。

資格や実績を活用してスキルアップを目指すか、経験を活かして転職しましょう。

介護施設の求人はとても多くあります。特に、現在の職場での負担を減らしたい方や、もっと給与待遇のよい介護施設を探している方は、思い切って転職を考えてみるのがおすすめです。コモエスの求人情報には、実際の現場の動画も紹介しているので、給与面だけでなく実際の働きやすさも知ることができますよ。興味のある方はぜひとも下記リンクより御覧ください。