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介護職から離れたい!職場を辞めたい理由や転職するメリットのある人って?
目次
介護職は重労働の割に給与の低いことが多く、離れたいと考えている方も多いでしょう。
本記事では、介護職を辞めたい理由や転職に向いている人の特徴、具体的な手段など、詳しく解説しています。
介護職を辞めたい方や、転職を考えている方はご一読ください。
介護職を辞めたい理由とは?
まずは、介護職の主な退職理由を3つの観点から紹介します。
精神面
介護職の退職理由で多くを占めるのが、人間関係による精神疲労です。
利用者に対しては24時間365日接していることもあり、理不尽な要求や価値観のすれ違いなどからストレスにつながることがあります。
また、スタッフ同士でよくあるのは、忙しさによるコミュニケーション不足や業務の押しつけ合いなどがトラブルに発展するケースです。
介護職では長く固定的な人付き合いが求められるため、一度問題が生じると深刻な影響をおよぼすでしょう。
金銭面
現在、介護職の給与水準は激務でありながらも低い傾向にあります。
厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、介護職員の平均給与額は約32万円と、他業種と比べるとまだまだ低いのが現状です。
また、昇給のスピードは勤続年数によるので、若い職員はモチベーションを保ちにくいでしょう。
仕事量や自身にかかる負担と給与を比較して考えると、金銭面の要因が介護職から離れたい原因につながるのかもしれません。
環境面
介護職は肉体労働や夜勤が多く、厳しい労働環境を強いられます。
介護の仕事は家事などを代行する「生活援助」と、体に直接触れて行う「身体介護」の2種類があり、いずれも肉体労働が中心です。
体格の大きい利用者を抱え上げたり移動をサポートしたりなど、全身を使った業務も多く発生するため、体を痛めてしまうこともしばしばあります。
また、夜勤が必須な雇用形態のため、生活リズムが崩れてしまうことも問題と言えるでしょう
転職するメリットのある人
次に、介護職で転職するメリットが大きい人の特徴を4つ紹介します。
ハラスメントを受けている
介護の現場では、パワハラやセクハラなどのハラスメント問題が深刻です。
たとえば、体を思うように動かせない焦りや不安から、利用者が介護職員にストレスをぶつけてしまうケースがあります。
ハラスメント問題の当事者は客観的に判断できないため、対処が難しいものです。
決して我慢はせず、違和感があれば第三者に相談したり転職も視野に入れたりしましょう。
体の負担が大きい
介護業務による体の疲労や負担に耐えきれない場合、転職を考えましょう。
介護職はベースが立ち仕事で、長時間にわたって肉体労働を行う体力が求められます。
肉体労働による腰痛や夜勤による不眠症状など、深刻化すると取り返しがつきません。
体を痛めてしまって復帰するのが難しい場合は、他業種への転職を検討するのもよいでしょう。
やりたい仕事が見つかった
介護職以外にやりたい仕事が見つかったときも、転職するキッカケの一つです。
学生時代に学んでいたことや、打ち込んでいる趣味など、思わぬことが仕事につながる可能性があります。
介護職もやりがいを感じられる仕事ですが、他に夢や目標がある場合、思い切って転職するのもよいでしょう。
資格をもっている
すでに資格をもっている人は、転職活動が成功しやすい傾向にあります。
もし、もっている資格が介護系なら、介護業界内で好条件の転職先を見つけられるでしょう。
介護系以外の資格だと、簿記や英語、情報処理系は汎用性が高く、他業種への転職を有利に進めることが可能です。
将来的に転職を検討している場合は、資格の取得も視野に入れましょう。
転職するメリットが見込めない人
次に、転職するメリットが見込めない人の特徴を3つ紹介します。
勤続年数が長い人
勤続年数が長い人は、現職にとどまるメリットが大きいと言えるでしょう。
介護スキルは施設独自のノウハウや利用者ごとの決まりごとが重要なため、新たな環境にそのままもち込むことができません。
今の職場でのキャリアアップを検討してみましょう。
・現職である程度の給料をもらえている人
現職の基本給が高い場合は、転職すると収入が減ってしまうかもしれません。
介護の実績があっても、転職後は給与が下がりやすく、現在の水準に戻るまで数年を要する場合があります。
もし転職を希望する場合は、現在の給与と転職先を比較してみましょう。
すでに転職を繰り返している人
すでに転職回数が多いと、転職活動で不利になるかもしれません。
数か月単位で転職を繰り返している場合、「長続きしない」「忍耐力がない」などの印象を与える恐れがあります。
好条件の転職先を見つけるために、半年以上の実績を積んでおきましょう。
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介護職から離れたくなったときの3つの手段
次に、介護職から離れたくなったときの手段を3つ紹介します。
気持ちを整理する
介護職から離れたくなった場合、まずは気持ちを整理してみましょう。
気持ちの整理に必要なことはさまざまですが、十分な休息をとることが何より大切です。
普段の休みで気持ちを切り替えるのが難しければ、長期休暇を申請するのもいいでしょう。
また、家族・友人や同僚、上司などに相談するのも有効です。
家族・友人であれば、いい意味で介護業界の外からの斬新な意見をもらえるかもしれません。
同僚や上司であれば、経験をもとにアドバイスをもらえたり部署移動をかけ合ってもらえたりする可能性もあります。
休みを取ったり相談したりすることにより、気持ちが整理されるでしょう。
転職する
どうしても現職を離れたい場合は、転職も考えてみましょう。
- 違う業界に転職
- 別の介護職に転職
以下で詳しく解説していきます。
違う業界に転職
違う業界に転職したい場合は、必要なスキルを身につけておくといいでしょう。
パソコンの操作スキルや、基本的な財務・金融の知識などは、どの業種でも役に立ちます。
独学が難しければ、職業訓練校やオンラインスクールなどで学ぶのも有効です。
また、介護職ならではのノウハウが活きる業種もおすすめです。
たとえば、介護知識を応用したい場合は保育・医療などの分野が考えられます。また、対人スキルを活かしたいなら接客・営業などの業種が働きやすいでしょう。
希望業種でどのようなスキルが求められるか、事前に調べておくことが重要です。
別の介護職に転職
介護業界内で転職したい場合、専門資格があると有利になる場合があります。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士
- 認定介護福祉士
- ケアマネジャー
以下で詳しく解説していきます。
・介護職員初任者研修
介護関係者が最初に目指したい資格であり、130時間の座学と実技を通して介護全般の基礎を学べます。
・介護福祉士実務者研修
介護職員初任者研修の上位資格で、20科目450時間の研修を通して介護分野の幅広い知識と技術が学べます。
・介護福祉士
介護分野の国家資格で、介護福祉士実務者研修の取得が受験資格の条件です。
専門知識が求められるため、昇給や転職の際に有利になるでしょう。
・認定介護福祉士
介護福祉士の上位資格で、専門知識だけでなくチームマネジメントからサービス管理まで総合的に学べます。
・ケアマネジャー
相談に応じて介護方法をアドバイスする資格です。
介護職からのキャリアアップ先として人気が高く、給与も高い傾向があります。
介護職の施設には、さまざまな施設があります。そのため、より働きやすい介護施設への転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?コモエスの求人情報には、実際の現場の動画も紹介しているので、実際の働きやすさについて知ることができますよ。興味のある方はぜひとも下記リンクより御覧ください。
転職しないという選択肢
目標を立てたり周りに助けを求めたりできる環境があれば、転職しないという選択肢もあります。
明確な目標があれば、大変な作業でも「目標へのステップ」と割り切って前向きに取り組むことができます。
介護資格を取ったり新入職員育成に取り組んだりと、モチベーションになる将来の目標を考えてみましょう。
また、悩みを共有できる同僚やアドバイスをもらえる上司がいれば、つらい場面も乗り切れるかもしれません。
1人で無理をして限界が来る前に、周りに助けを求めることも大切です。
日本一バズってる介護士ガップリンさんのワンポイントアドバイス!
介護職から離れたいのになかなか踏ん切りがつかないっす。何かあと倍素はあるっすか?
思い切って介護職から離れるのは悪いことではないと思います。
介護職で培ったコミュニケーション能力などのスキルは、 他の業種でも活かすことができますよ 。
また、介護職は人手不足の施設が多いため、復帰しやすい職種でもあります。ほかの業界に転職したけれど、また介護職に戻ってきたという方も珍しくありませんので、どうしてもつらい場合は 介護職から離れてみるのも1つの方法 だと思います。
【インタビューまとめ】
介護職は再就職がしやすい職業なので、介護の仕事がつらいという方は思い切って転職してみるのも1つの手だということですね。また、働きやすさの観点から、介護職に戻ってくる人も多いようですので、施設を変えて介護業界内での転職を考えてみるのもよいのではないでしょうか?
ガップリン
日本一バズってる介護士!TikTokフォロワー6万人♪
主に介護を出来るだけ明るく楽しく発信してます✌️
求人サイト『コモエス』の公式アンバサダー。
その他SNS等のリンク:https://lit.link/gappringapurin
転職する前に見ておきたい!チェックリスト
以下の項目に当てはまるものが多ければ、転職を検討してみましょう。
- 人間関係でトラブルを抱えている
- 利用者や他職員からハラスメントを受けている
- 心身の疲労が溜まっている
- 給与や待遇に不満がある
- 仕事にやりがいを感じない
- 労働環境・勤務形態が合わないと感じる
- 結婚・出産などのライフイベントとうまく両立できない
- 他にやりたい仕事がある
介護職を離れる際のリスクも知っておこう
最後に、介護職を離れる際のリスクを2つ紹介します。
転職がうまくいかない
特に他業種への転職は、失敗するリスクが考えられます。
中途採用では経験や実績が重視されるため、未経験の業種は応募ができない可能性もあります。
また、採用されても給与が下がったり契約社員スタートだったりなど、条件面の妥協を求められる場合があるでしょう。
転職後の変化に適応できない
一度転職すると、人や環境、業務内容などが大きく変化します。
労働環境の改善などいい影響が見込まれる一方で、ルールを覚えたり人間関係を構築したりするなど新たに求められることも増えます。
また、変化に伴うストレスやプレッシャーもあるでしょう。
施設など環境を変えることで介護職は働きやすくなる可能性が高い!
介護職には、心身の負担や給与の低さなどで悩みを抱える方が大勢います。
気持ちを整理したり周りに相談したりすることが解決につながる場合もありますが、転職をして環境を変えるのも一つの手段です。
転職先は、現職の経験やスキルを活かせる他の施設がおすすめです。
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