訪問介護ヘルパーが抱える悩みへの対処法を解説！感謝されてやりがいがあるからおすすめ！ 

訪問介護ヘルパーは、利用者からの感謝が直接伝わるやりがいのある仕事です。しかし、訪問介護ヘルパーの仕事にも悩みはあります。 

この記事では、訪問介護ヘルパーの悩みをはじめ、やりがいも紹介しているので、訪問介護ヘルパーの仕事に悩んでいる方は参考にしてください。 

訪問介護ヘルパーの仕事内容 

まず、訪問介護ヘルパーの仕事内容を紹介します。 

身体介護 

利用者の体に触れて行う介助には、以下のサービスがあります。 

• 食事介助 
• 排泄介助 
• 入浴介助 
• 着替え介助 
• 外出介助 
• 歩行介助 
• 体位変換介助 
• 整髪介助 

ただし整髪介助とはいえ、理容免許が必要な散髪やひげそりは訪問介護ヘルパーにはできません。ついでにお願いされることが多いですが、資格をもった訪問理容師などのサービスを利用してもらうように伝えましょう。 

生活援助 

生活援助は、身体介護以外の身の回りのお世話をするサービスです。 

• 洗濯や衣類を干す 
• アイロンがけ 
• 食事の準備や片付け 
• ゴミ出し 
• 家の清掃 
• 日用品の購入代行 
• 公共機関のサービス申請 

勘違いされやすいですが、あくまで訪問介護ヘルパーは介護の一環です。家政婦とは違うため、嗜好品の購入や利用者以外への生活援助などはできません。訪問介護サービスの業務範囲外のお世話は断りましょう。 

通院介助 

病院や施設に通院する利用者の介助を行うことを、通院介助と言います。 

• 乗降介助 
• 通院前の準備 
• 受診の手続き 
• 外出介助 
• 見守り介助 
• 屋内外の移動介助 

1人での通院が困難な際に利用できます。診察中は外で待ちますが、送迎から受診の手続きまで行なってくれるので、家族が付き添えない場合に助かるサービスです。 

医療的ケア 

医療行為は医師や看護師が行えますが、介護スタッフは原則できません。 

しかし、訪問中などの一定の条件下であれば、下記の行為は医療行為にあたらない項目とされています。 

• 口腔ケア 
• 爪切り 
• 包帯やガーゼの交換 
• 体温測定 
• 血圧測定 
• 湿布の交換 

その他、研修を受けることで可能になるサービスもあるため、行おうとしているものが医療行為に該当するかどうかは事前に確認しておきましょう。迷った際は、主治医などに相談してください。 

訪問介護ヘルパーの悩み 

ここからは、訪問介護ヘルパーが抱える悩みと対処法を紹介します。 

業務範囲外の仕事を頼まれる 

なかには、訪問介護ヘルパーの業務内容を把握していない利用者のほか、家族からも業務範囲外の仕事を頼まれることがあるかもしれません。 

たとえば、「利用者以外に対するお世話」「庭の草むしり」「預金などお金に関する代行」などです。ついでにお願いされると断りづらく、対応に悩んでいる訪問介護ヘルパーの方が多くいます。 

対処法①はっきりと断る 

介護保険の適用外となるため、できないことを伝えてはっきり断りましょう。 

「これくらいなら」と請け負ってしまうとその後もお願いされてしまい、他の訪問介護へルパーにも迷惑をかけてしまいます。トラブルを未然に防ぐためにも、業務範囲外のサービスはどこまでなのか、しっかり把握しておきましょう。 

対処法②サービス提供責任者から断ってもらう 

利用者に聞き入れてもらえないときは、サービス提供責任者から断ってもらいましょう。 

サービス提供責任者には、訪問介護ヘルパーの支援も業務に含まれています。困ったことや問題があった場合に報告する必要もあるので、まずは連絡してみましょう。 

事業所からの連絡であれば、利用者にも納得してもらいやすくなります。 

相談できる相手が近くにいない 

訪問介護ヘルパーは基本的に1人で利用者宅を訪問するため、訪問中に急変が起きたときに相談できる相手がいません。高齢者が相手の場合は想定外のこともよく起こるので、その場で最適な行動を求められます。 

相談できる相手が近くにいないことは、訪問介護ヘルパーの中でも多い悩みと言えるでしょう。 

対処法①初めての訪問先は同行してもらう 

初めての訪問先は、サービス提供責任者に同行してもらうのが一般的です。 

仕事の手順や利用者の好み、家族やかかりつけ医の連絡先など、最低限の情報を共有してもらいます。 

対処法②自分にあった仕事に変更してもらう 

利用者との相性が合わず、精神的ストレスが強い場合には、サービス提供責任者に相談して訪問先の変更をお願いしましょう。 

また、利用者の体が大きい場合や認知症を患っている場合には介助のレベルも上がるため、体力やスキル面の問題も相談してみることをおすすめします。 

仕事内容が給料に見合わない 

訪問介護ヘルパーは、身体的にも精神的にもハードな仕事内容ですが、給料が見合っていないと感じている方もいます。 

厚生労働：令和3年介護従事者処遇状況等調査結果よると、訪問介護ヘルパーの平均月収は常勤で約31万円です。介護老人福祉施設は約34万円なので、およそ3万円の差があります。 

そのため、仕事内容に給料が見合わないと悩みを抱えている訪問介護ヘルパーは多いでしょう。 

対処法①資格を取得する 

給与が見合わないと感じているのであれば、資格を取得するとよいでしょう。 

訪問介護ヘルパーは、厚生労働省が行う「介護職員初任者研修」や「実務者研修」の認定が必須です。また、介護職員初任者研修の認定を取得できれば、「介護福祉士実務研修」を受けられます。 

国家試験をクリアすれば、「介護福祉士」の資格も取得可能です。 

対処法④転職する 

給料に見合わない場合は、今の事業所よりも給料の高いところに転職してみましょう。また、転職先の介護施設に夜勤があれば、すぐ給料に反映されます。 

さらに資格があれば、月収アップやキャリアアップも望めるかもしれません。 

コモエスの求人情報では、動画による施設の紹介を見ることができるので、自分に合った職場を簡単に見つけることができますよ。介護業界での転職をお考えの方は、ぜひ下記リンクより御覧ください。 

日本一バズってる介護士ガップリンさんのワンポイントアドバイス！ 

コモコン

訪問介護ヘルパーの悩みには、上記以外だとどんなものがあるっす？

正社員じゃない方の場合、訪問介護は資格がない場合はできることが限られてしまうので、仕事がないという状況に悩まれる場合もあるかもしれません。

ただし、きちんと介護の資格を持った方であれば、1人で気兼ねなく介護ができる、利用者さんと関係が構築しやすいなどのメリットもある仕事ですよ。

ガップリン

【インタビューまとめ】 

1人で介護の仕事に集中したい、利用者さん一人ひとりと向き合いたいという方には、向いている仕事のようです。ただし、資格がないと仕事がないことに悩まれる場合も考えられまので、未経験で訪問介護の仕事を目指したいという方は、まずは介護の資格を取ることが優先事項と言えるでしょう。 

ガップリン 
日本一バズってる介護士！TikTokフォロワー6万人♪ 
主に介護を出来るだけ明るく楽しく発信してます✌️ 

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訪問介護ヘルパーのやりがい 

最後に、訪問介護ヘルパーならではのやりがいを紹介します。 

信頼関係を築きやすい 

訪問介護ヘルパーは利用者の家の中というプライベートな空間で介助するため、信頼関係を築きやすいでしょう。 

信頼関係を築けると、今まで難しかったこともできるようになり、より利用者に喜ばれます。 

働き方の自由度が高い 

予約された時間に訪問するため、自分にあった雇用形態を選択しやすいのも訪問介護ヘルパーのやりがいと言えるでしょう。 

また、雇用形態も正社員に限らず、契約社員、アルバイト、パートなど選択して働けます。ライフスタイルに合わせて勤務時間を変えられるのも、訪問介護ヘルパーの魅力です。 

求人数が多い 

現在、訪問介護ヘルパーの需要はとても高まっています。厚生労働省：第182回社会保障審議会介護給付費分科会によると、2019年度の時点で訪問介護ヘルパーの有効求人倍率が15倍以上になりました。 

理由としては、施設より自宅で過ごしたいと望む利用者が増えたほか、コロナの影響で外出を控えたいと思うようになったからです。 

需要が多いことで引っ越しや離職したあとでも新たな求人を見つけやすく、再就職しやすい点が訪問介護ヘルパーならではの特徴と言えるでしょう。 

感謝されることが多い 

訪問介護ヘルパーは1日に複数の利用者宅を訪問するため、多いときは10回近く感謝の言葉をかけてもらえることもあるでしょう。 

直接利用者とやり取りができるので、人の役に立っている実感があり、仕事へのモチベーションアップにつながります。 

訪問介護ヘルパーは悩みもあるけど人の役に立てる喜びが大きい！ 

訪問介護ヘルパーは特殊な業務のため、悩んでしまうときもあります。 

しかし、利用者との信頼関係や働き方の自由さなど、訪問介護ヘルパーにしかないやりがいもあるでしょう。人の役に立てる喜びは、モチベーションアップにもつながります。 

キャリアアップを目指したいなら、資格の取得や転職がおすすめです。 

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