介護職で利用者にイライラするのはどんなとき?アンガーマネジメントの方法についても解説 

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介護職で利用者にイライラするのはどんなとき?アンガーマネジメントの方法についても解説 

導入 

介護職として働いていると、利用者さんにイライラしてしまうことがあるのではないでしょうか。毎日忙しく大変な仕事である介護職でイライラを感じるのは、決して珍しいことではありませんが、なかにはイライラしてしまう自分を責めてしまう人もいます。 

そこで本記事では、「利用者さんにイライラしてしまうのをなんとかしたい」「いつもストレスを抱えていてつらい」という状況に役立つ、イライラとの付き合い方やストレス発散法をご紹介しますので、ぜひ役立ててください。 

介護職で利用者にイライラする瞬間 

介護の仕事をしている中で利用者さんにイライラしてしまうのは、何も特別なことではありません。 

多くの人が経験している、利用者さんに対して怒りを感じる瞬間について、実例を交えて紹介します。 

利用者の高圧的・暴力的な態度 

高圧的な態度をとる利用者さんのケアは、慣れている介護職員でもふとしたタイミングでイライラしてしまうことがあります。 

たとえば暴言や暴力をふるう利用者さんの場合、認知症が原因で手が出てしまうこともめずらしくありません。しかし、認知症によってそのような態度をとっていることを理解していても、暴言や暴力を受けることは精神的負担が大きいものです。日々利用者さんのために一生懸命ケアをしているからこそ、理不尽に殴られた痛みによって怒りや苛立ちが込み上げてしまうでしょう。 

利用者の夜間せん妄 

病気や薬、加齢、環境の変化などがきっかけで発症する精神意識障害の一つであるせん妄ですが、認知症と異なり、突然症状が出るのが特徴です。夜間にせん妄の症状が出ると、他の利用者さんへの影響も懸念されます。 

夜間に大きな騒ぎになり、他の利用者さんのことも考えて焦りが出てくることで、イライラしてしまうかもしれません。しかし、夜間せん妄は突発的に発症するため、頭ではどうすればいいかわかっていてもいざ目の当たりにすると、冷静さを欠いて感情的になることがあるでしょう。 

利用者によるセクハラ 

イライラするだけでなく、恐怖心を感じるのが男性入居者から女性介護職員へのセクハラです。 

利用者さんの介助をするには体を密着させることもあり、嫌悪感を覚えても抵抗しにくいこともあるでしょう。不快な思いをしても対処がしにくいセクハラは、周囲もある程度は我慢すべきと考えているかもしれません。このように、周囲からの理解がないことも大きなストレスにつながります。 

イライラするときに有効なアンガーマネジメント 

多くの介護施設では、怒りの感情と付き合うための心理的なトレーニングとして「アンガーマネジメント」が取り入れられつつあります。アンガーマネジメントは、身につけることで人間関係のトラブルを回避できたりイライラした気持ちを溜め込むことがなくなったりというメリットが期待できるでしょう。 

イライラの原因を突き止める 

怒りの感情でイライラするのには、必ず原因となる出来事があります。しかし実際には、その出来事自体はきっかけの一つにすぎず、本当の原因は自分の中にある場合も多いでしょう。 

たとえば、自分の価値観や考えに合わない言動に遭遇すると、心がモヤモヤしたりイライラしたりします。怒りの感情が湧いたときには、その原因である「自分の中で重視している価値観」について考えてみましょう。どうしてイライラしてしまうのかという理由がわかれば、自然と怒りをコントロールできます。 

意識的に許容範囲を広げる 

自分の価値観との違いがイライラの原因になるということは、自分の中で大切にしていることや許せないことが多いと、イライラする機会が増える原因にもなります。 

イライラしないで穏やかに過ごしたい、楽しく仕事を頑張りたい、という場合には、他人の言動や物事を許せる寛容性が必要です。 

まずは自分と違う考え方の人もいるというように、価値観の違いを受け止めて許容範囲を広げてみましょう。「自分も許し他人も許す」という考え方をもつことで、イライラを制御できるはずです。 

イライラしたら6秒間我慢する 

人の怒りは最初の6秒間がピークであると言われています。6秒待って感情をクールダウンさせることができれば、怒りを客観的に分析し、冷静に対応することができるでしょう。 

イライラの感情に振り回されないように一旦落ち着いてみることで、必要以上に相手に怒りをぶつけたり人間関係を悪化させたりすることを避けられます。 

その場から離れる 

6秒待って怒りを抑えようとしてもイライラが収まらないという場合は、一度その場を離れるのが得策です。短時間でも、その場から離れて気分を変えることで冷静さを取り戻すことができます。 

仕事中はその場を離れるのが難しい場合もあるかもしれませんが、イライラした感情を引きずったまま仕事をするのは大変です。そういった場合には、他の職員と担当業務を代わってもらうなど、対処法を事前に考えておくとよいでしょう。 

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ストレスがたまったときの発散方法 

利用者さんにイライラしてストレスを溜め込んでしまうと、仕事を続けるのがつらくなります。前向きな気持ちでまた仕事に向かえるように、上手にストレス発散していきましょう。 

家族や友人に悩みを相談する 

イライラは1人で抱え込まず、家族や友人など信頼できる相手に話を聞いてもらうとよいでしょう。気持ちを言葉にすることで、自分の中のイライラが解消できたり悩みの解決方法が思い浮かんだりするかもしれません。 

ただし、同僚や上司など同じ職場の人に相談をする場合は、その話がストレスの原因である本人に伝わってしまう可能性があるので、注意が必要です。 

体を動かす 

運動をすると血行がよくなり、体だけでなく心の緊張をほぐすこともできます。普段運動をしない人は、ウォーキングなど簡単な運動から取り入れて、軽く体を動かしてみてはいかがでしょうか。 

特に日光の下で行う運動では、リラックス効果のある神経伝達物質のセロトニンが分泌されます。屋内で過ごす時間が長いという人は、積極的に外に出てリフレッシュしましょう。 

趣味を見つける 

職場から離れても仕事のことで頭がいっぱいという人におすすめなのが、趣味を見つけることです。好きな趣味に没頭する時間ができると、仕事を忘れて気分をリフレッシュできるでしょう。 

夢中になれるような好きなことがあれば、オンとオフの切り替えができるようになり、ストレスがたまりにくくなります。 

旅行をする 

利用者さんの健康や命と向き合う毎日は、緊張の連続です。常に気持ちが張り詰めているため、ストレスは避けられません。 

そんな日常から離れてリラックスするため、泊まりでも日帰りでも、普段とは違う場所へ出かけてリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。 

介護職でのイライラに関するよくある質問 

介護職でイライラしてしまうことについて、よくある質問をご紹介します。 

利用者にどうしても優しくできないときはどうすればよい? 

忙しいときや疲れているときなどは、誰でもイライラしがちになるものです。イライラした気持ちを抱えたまま利用者さんのケアをしていると、それが周りの介護職員や利用者さん本人に伝わってしまいます。 

「心に余裕がないな」「いつもよりイライラしやすくなっているな」と感じたら、周りに頼って自分はサポート側に回るなど、無理をしないことが大切です。 

上司に相談しても改善されないときは転職を考えよう 

業務中に感じるイライラに明確な理由がある場合は、上司に相談をしてみましょう。 

また、パワハラやセクハラなどに悩まされていて会社に相談しても改善しないというケースであれば、転職を検討するのも解決策の一つです。介護職を長く続けるために、より気持ちよく働ける職場を見つけましょう。 

他の介護施設をお探しの方は、コモエスの求人サイトがおすすめです。実際の現場の動画を見ることができるので、施設の雰囲気がわかりますよ。興味のある方はぜひとも下記リンクより御覧ください。 

日本一バズってる介護士ガップリンさんのワンポイントアドバイス! 

コモコン
コモコン
利用者の方にイライラしてしまった経験はありますか?

また、その場合どのようにしてイライラした気持ちを沈めていますか?

経験あります。

そういうときは、 笑いに変えて 乗り越えてきました。
スタッフ間で出来事の共有するときに、笑い話になるような形でシェアしてましたね。
あとこれは、あんまり伝わらないかもしれませんが、 裏声で愚痴るのは一押しです(笑)(高い声でグチる) 

ガップリン
ガップリン

こういう時に、やりがいを無理に考えると精神がすり減っちゃうので無理に考えすぎないようにしています。ため込んじゃうよりは愚痴るぐらいの方がいいと思いますよ。ただし、情報など外部に漏れないように気を付けてくださいね。 

【インタビューまとめ】 

利用者の方にイライラしてしまったときは、ため込まずに愚痴を言うくらいがちょうどいいようですね。職場の環境が良くないこともイライラの原因かもしれない、と感じる場合は、他の施設に転職を考えてみるのもよいかもしれません。 

 ガップリン 

日本一バズってる介護士!TikTokフォロワー6万人♪ 

主に介護を出来るだけ明るく楽しく発信してます✌️ 

求人サイト『コモエス』の公式アンバサダー。 

介護職のイライラはアンガーマネジメントで上手に対処しよう! 

毎日忙しい介護職では、イライラしたりストレスがたまったりすることもあります。イライラが態度や言葉に出てしまうと、今度は自分が利用者さんや同僚のストレス減になりかねません。 

利用者さんや職場の人間関係でイライラしてしまうときは、アンガーマネジメントを活用するなどストレスを解消してみてください。 

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